ヤマメの里親 その後

 子供たちにヤマメとアマゴの卵の発生とふ化を観察してもらい、生命の神秘を感じてもらうことを目的に、去る11月2日ヤマメとアマゴの卵を配布しました。
 実はこのブログの10月13日でも紹介していたのですが、 http://d.hatena.ne.jp/osino-suizokukan/20081011 実施状況を報告していませんでした。申し訳ありません m(。_。)m 遅くなりましたが今から報告します。
 卵の一部は当館で飼育しており、10日位前にふ化が始まりました。現在は、こんな感じでふ化しています。
 お腹には栄養が一杯入った大きな卵黄嚢(らんおうのう)があります。
 よーく見てみると、心臓が動いて血液の流れているのも見えます。

 この時期は本来であれば、川底の石の下でゆっくりと栄養を吸収しながら、身体をしっかりと作る時期です。魚が動きすぎないよう水槽を暗くして静かに見守ってあげてください。

 ところで、卵を育てている人から、時折飼育方法について相談があります。そんな中で「アマゴのパパ・ママプロジェクト」と題しみんなでとても頑張って育ててくれている幼稚園を発見しました。(O先生と園児のみんなが頑張っていますので、是非見てください!!)
http://www.ccn.yamanashi.ac.jp/~kirinome/

 ここまで一生懸命育ててくれれば、担当者冥利に尽きます。子供たちが生き物のすばらしさ、命の大切さについて。気づいてもらうきっかけになれば幸いです。

 飼育方法で分からない点があれば、お気軽にお電話下さい。

おまけ
最近の富士山は、雪が積もり空気が澄んできてとてもきれいです(御坂峠より)
                               by浜