★渓流の妖精★

水族館で展示している生物は、養魚場などで養殖されているものを使用することが多いですが、野外で採集した生物も展示しています。今回は展示用にハコネサンショウウオの採集に行ってきました。
ハコネサンショウウオは山の源流など冷たくきれいな水が流れるところに住んでいます。今回の採集地の標高は1000m以上、11月も下旬となると寒いです。水温は約6℃、川のあちらこちらにつららが・・・。

石をめくるとサンショウウオの幼生発見!しかし、以外と動きはすばやく、するするっと逃げていってしまいます。それでも冷たい水に手をひたして頑張ること2時間、5匹のハコネサンショウウオを採集することができました。
ハコネサンショウウオはカエルと同じ両生類の仲間ですが、生まれてから2〜3年は幼生といってエラがあり水の中でエラ呼吸をしています。とっても可愛らしい外見をしていますよね。
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このハコネサンショウウオは12月5日からの冬季企画展「小さな生き物たち」のコーナーで展示予定です。ぜひ、渓流の妖精に会いに来て下さいね!
(N.T.)