*[イベント]忍野の川で産卵観察会

10月19日に当館のイベント「さかなたち神秘の営み〜忍野の川で産卵観察〜」を開催しました。

忍野村でフライショップを経営されている渡辺訓正さんを講師にお招きし、水族館のそばを流れる桂川で、秋に産卵期を迎えるヤマメやイワナなどサケ科魚類の産卵行動を観察しました。

秋晴れのさわやかな空気の中、川沿いの道を歩いていきます。
桂川の水は透明度が高くてきれいです。上からでも川を泳ぐ魚が良くみえるんですよ〜(^^)。

桂川のポイントを知り尽くしている渡辺さん、観察によい場所があると、立ち止まってそっと魚のいる場所を指して教えてくれます。(注:釣りをしているわけではありません。)

ちょっと分かりくい写真ですが、魚が卵を産むために掘った産卵床の跡です。数日前までもっとはっきりしていたらしいのですが、跡が薄くなってしまっていたようです。慣れないと見分けるのは難しいです・・・。

この日は産卵間近のメスとオスが一緒に泳ぐ光景もみられました!産卵活動までは至りませんでしたが、渡辺さんによると、産卵の瞬間というものはめったに見ることができないそうです。

楽しい観察会だったかな?最後に、今日観察した魚達はどんな卵を産むのか、標本の卵を見てもらいました。

楽しい観察のできるきれいな川、いつまでも大切にしていきたいですね。
水族館ではニジマスの卵を展示中です。そろそろふ化も始まっています。見に来てくださいね〜。(N.K.)