卵胎生のグッピー

秋季特別展で展示中のグッピーを、飼育係の目線からちょっとご紹介〜します。

展示水槽をお客様の目線で見ると、魚たちはこのように見えていると思います。

そう、だいたいの魚が横からしか見えないんですね〜。

そこで今日は、飼育係の目線で 水槽の上から覗いた様子を紹介。


モスコブルー・グッピーのオスを横から見ると こんな感じ↓

白とか水色っぽいよぅな、割とうす〜い色に見えますね。


でも、この個体を上から見ると 随分違って見えます↓右下の個体。

メタリックな水色に見えるのです!
私は、グッピーの中で この色が一番のお気に入りです♪
餌をあげる時や、水槽の掃除をする時等、飼育係の目には魚たちがこのように見えています。

こんな風に、魚をいつもと違う角度から見てみるのも 面白いものです♪


ところで、グッピーとはどんな魚なのでしょうか?少しだけお勉強してみましょう。
グッピーは、魚の中ではちょっと珍しい繁殖の仕方をします。
卵を産むのではなく、卵胎生といって、有る程度お腹の中で赤ちゃんが育ったところで産みます。
小さな卵を産むよりも、ちょっと育った赤ちゃんを産んだ方が 自然界で生き延びていける確率が高いのでしょう。

ですが、彼らは時々困った行動をとります。
せっかく産んだ赤ちゃんを 食べてしまうことがあるのです。
特に、あまり大きくなく隠れるところの少ない水槽で飼育していると、食べられてしまう可能性が高くなります。

なので私は、このような↓出産直前のメスを見つけると 別の水槽に移す事にしています。

グッピーのチビちゃん↓
 


グッピーは品種改良が進んでいる魚で、色々な色やヒレの形をしたものがいます。
お気に入りを見つけて お家の水槽で飼ってみると 魚のかわった一面が見られるかもしれませんよ♪