ホトケドジョウの調査

今日は水族館で行っているホトケドジョウの調査研究について紹介します。ホトケドジョウは湧水を水源とする小川や水路などに生息するドジョウの仲間です。
かつては水族館のある忍野村にたくさん生息していたと言われていますが、湧水の枯渇や埋め立てなどの生息環境の悪化により、最近は生息している場所も個体数も非常に少なくなってしまっています。水族館では絶滅の危機に瀕しているホトケドジョウの生息地を守っていくための調査研究を行っています。
一見普通の田んぼと用水路ですが、最近では水路がコンクリート化されているところが多く、このような環境は少なくなっています。
このような場所ではホトケドジョウの稚魚がたくさん観察されました。
生息環境の調査では様々な小川や用水路で採集や測定を行います。夏場の調査は暑い上に草がしげって、やぶやクモの巣との戦いとなります・・・。

調査には水族館に研修に来た実習生やボランティアの方々にもご協力いただいています。みなさん暑さにも負けず頑張って手伝ってくれました!ありがとうございます。(^^)

ホトケドジョウ達を守っていくためこの調査結果を役立てていきたいと思います。

ホトケドジョウは水族館でも展示しています。間近でみると愛嬌のある顔をしていてカワイイですよ〜。(N.K.)