調査研究

 冬の野外調査

水族館では県内に生息する絶滅危惧種「ホトケドジョウ」の調査研究を行っています。夏の調査に引き続き、冬の生息状況を確認するため野外調査を行いました。あいにく前日に雪が降ってしまい、雪の中での調査&撮影となりました。[寒い冬に水の中に入って冷た…

何が住んでいるのかな?

水族館の展示生物は県内の川や湖で採集することがあります。 そこで問題です。 ここにはどんな生き物が住んでいるでしょう? 1 ヒント 底には大きな石がゴロゴロしていて水が冷たい場所です。 正解はカジカです。 2 ヒント 川幅が広く、底は砂ばかりで、水…

ホトケドジョウの調査

今日は水族館で行っているホトケドジョウの調査研究について紹介します。ホトケドジョウは湧水を水源とする小川や水路などに生息するドジョウの仲間です。 かつては水族館のある忍野村にたくさん生息していたと言われていますが、湧水の枯渇や埋め立てなどの…

ヨシノボリの顔

水族館では展示魚の説明や試験研究のために魚体の写真撮影を行うことがあります。大きな水槽の中では動きまわってねらった個体の写真がうまくとれないため、撮影は小さな水槽に魚を入れて行うことが多いです。 今日は「ヨシノボリ」の写真を紹介したいと思い…

今年もホトケドジョウが産卵しました

当水族館のバックヤード(※1)ではホトケドジョウの系統飼育と繁殖をおこなっています。 簡単に言うと、富士吉田市と忍野村からそれぞれ採集してきたホトケドジョウを混ぜずに飼育しています。 こうすることで、もしその地域のホトケドジョウが絶滅してしま…

ホトケドジョウ

当水族館は、山梨県水産技術センターの一部門です。センターでは有用水生生物(養殖対象魚や遊漁・漁業の対象魚種)に関し、水族館では、非有用水生生物、特に希少種に関し調査研究を行っています。 ホトケドジョウは、湧水のある環境に生息し、山梨県では水…

ホトケドジョウの保全

さる8月31日に水族館のある忍野村で河川清掃が行われました。十数名の方が参加し、泥にまみれて格闘して、川のゴミを回収しました。この河川清掃は絶滅危惧種であるホトケドジョウやミクリ(抽水植物)を保全し、村の自然環境を守る活動として行われまし…